未分類

高齢者講習の値上げとは?教習所の厳しい事情について

高齢者講習の値上げとは?教習所の厳しい事情について

70歳以上の高齢者が運転免許証の更新を受ける場合、「高齢者講習」と呼ばれる講習を受講しなければなりません。また、75歳以上になると高齢者講習を受ける前に「認知機能検査」と呼ばれる検査を受けなければなりませんが、いざ受けようとしても希望者過多により大変な混雑が生じているのが現状です。

その原因として高齢化社会に伴う高齢者数の増加が取り沙汰されていますが、受け皿となる教習所側にも受け入れたくても受け入れられない事情があると言われています。

ここではそんな教習所側から見た混雑の事情、及び近年料金が改正された高齢者講習を受けるための金額についてお話ししたいと思います。

高齢者講習の値上げはいつ?

高齢者講習の値上げはいつ?

新年度となる4月は様々なものの料金が変化する時期ですが、2018年4月に車の運転免許に関する料金の改定が行われました

運転免許の試験手数料など値下がりになったものもありますが、値上がりになったものの中に「高齢者講習に関する手数料」があります。これにより高齢者講習はもちろん、75歳以上の方に対して行われる認知機能検査についても手数料が値上がりになりました。

では一体、料金改定によって何がどのくらい値上がりしたのでしょうか?それぞれの講習(検査)がどういうものかも踏まえて見ていきたいと思います。

現在の高齢者講習の金額

現在の高齢者講習の金額

2018年4月に行われた料金改定により、高齢者講習に関する手数料は大まかに「①75歳未満の高齢者講習」「②75歳以上の高齢者講習(3時間)」「③75歳以上の高齢者講習(2時間)」「④認知機能検査」の4項目に対して値上げが行われました。

それぞれの詳細については下記の通りになります。

①「75歳未満の高齢者講習」

70歳以上の方が運転免許の更新を希望する場合、運転技能に関する認識や理解を深めて頂き、免許更新後の安全運転に活かして頂くために高齢者講習を受ける必要があります。

70~74歳までは高齢者講習を受講すれば免許の更新を受ける事ができますが、その料金が「4650円→5100円」へと引き上げられました

②「75歳以上の高齢者講習(3時間)」

75歳以上の方は高齢者講習を受ける前に、安全に車の運転を行えるだけの判断力、記憶力などが備わっているかを判定するための「認知機能検査」を受ける必要があります。

この認知機能検査の結果が「第一分類:記憶力、判断力が低くなっており認知症の恐れがある」もしくは「第二分類:記憶力、判断力が少し低くなっており、認知機能が低下している恐れがある」と判断された場合は3時間の高齢者講習を受ける必要があります(第一分類の場合、主治医の診断書に基づき認知症ではないとの判定が必要)。

それに関しての金額が今回「7550円→7950円」へと引き上げられました

③「75歳以上の高齢者講習(2時間)」

前述の通り75歳以上の方は認知機能検査を受ける必要がありますが、その結果が「第三分類:記憶力、判断力に問題はなく、認知症の恐れがない」と判断された場合は2時間の高齢者講習を受ける必要があります。

それに関しての金額は今回「4650円→5100円」へと引き上げられました

④「認知機能検査」

75歳以上の方が高齢者講習を受ける前に行う認知機能検査の手数料についても「650円→750円」への値上がりとなっています。

高齢者講習が混雑する教習所側の事情

高齢者講習が混雑する教習所側の事情

このように2018年4月をもって料金改定の行われた高齢者講習(認知機能検査)ですが、基本的には教習所にて受ける形になります。しかし現在、講習を受けたくても受けられない状況が続いており、長ければ半年待ちという地域もあります。

一体なぜこのようなことが起こるのでしょうか?その背景には単なる高齢者数の増加だけでなく、次に挙げるような希望者を受け入れる側として教習所が抱える厳しい事情もあると言われています。

①高齢者講習は誰にでもできる訳ではなく、指導員になるためには専門の資格が必要

②少子化の影響もあり、全国的に教習所自体の数が減少傾向にある

指導員1名に対しての受講者数が限られており、大多数の人数を一度にさばけない

④75歳以上の方は認知機能検査と高齢者講習を別日に受ける必要があるため、二度手間
になる

⑤時間単位に換算すれば高齢者講習で得られる金額は通常の教習金額より低いため、教習
所の収入に繋がらない

おわりに

いかがだったでしょうか?これから70歳以上の高齢者の数は益々増えていくという試算がありますが、受け皿となる教習所の事情が改善されない限り混雑が続く事が予想されます。

国の抜本的な対策が待たれる所ですが、高齢者講習や認知機能検査を受けられなければ免許の失効にも繋がりますので、是非余裕をもって予約を入れるようにして頂ければと思います。

運転免許 認知機能検査ブック

75歳以上のシニアドライバーが、運転免許更新時に必ず受けなくてはならない
「認知機能検査」のすべてがわかる対策ブック。

検査内容と練習問題、本番そっくりの模擬テストを収録していますので、
実際の認知機能検査の練習に最適な1冊です!

こんな方におすすめ!
  • 75歳以上のシニアドライバー
  • 高齢の親の運転が不安・心配な家族
  • 自分の運転能力の衰えが気になる方
  • いくつになってもカーライフを楽しみたい方

75歳からの免許更新時に義務付けられた認知機能検査のすべてがわかる1冊です。

実際の検査の予習&対策におすすめ。

認知機能検査ブック