認知機能検査

認知機能検査のイラスト問題とは?覚え方やパターンなど

認知機能検査のイラスト問題とは?覚え方やパターンなど

75歳を超えたドライバーが自動車免許を更新する際には、認知機能検査が行われます。

生活スタイルによっては、自動車免許は欠かせないものです。

なかなかこの年齢になって試験を受けるということがないために、認知症ではないから大丈夫と思っていても、緊張してうまく答えられないということがあるのではないかと不安になってしまうことはありませんか。

認知機能検査のイラスト問題

認知機能検査にはどのような問題が出るのか、またその対策方法はあるのでしょうか。

時間の見当識

検査を行っている年月日や曜日、時間といった設問があります。日にちを予約して検査日を決めて受けるため、日にちを間違えるということは、少ないと思いますが、仕事をリタイアして、毎日が休日という生活を送っていると、曜日を忘れてしまうこともしばしばあります。

検査日当日の年月日や曜日は検査前に改めて確認しておくようにしましょう。

手がかり再生

4種類のイラストが描かれたボードを使って行う検査です。このときに使うのは、4枚のボードで、4種類×4枚16つのイラストを覚える必要があります。

口頭で答える問題

一つ一つのイラストに対し、検査員が説明を行いますので、その説明を記憶し、その後の質問に答えます。イラストを見ながら質問に答えるといっただけですので、緊張することなく、リラックスして答えるようにすることが大切です。

描かれていた絵を思い出して書き出す問題

このイラストに対する質問に口頭で答える問題をクリアしたら、16枚の絵をヒント無しで何が書かれていたかを思い出して書くといった設問が出ます。これは、検査員が教えた名称で書く必要があります。オルガンの絵のことをピアノと書いてしまっては間違いです。イラストを覚えてくだけでなく、検査員の絵に対する説明も覚えておきましょう。

ヒントをもとにどんな絵かを思い出して書く問題

検査員が最初に絵の説明をしたときのことを思い出すと答えられるようなヒントが書かれています。そのヒントをもとにどんな絵が描かれていたのかを思い出して、書き出します。

ヒント無しで書く時よりは、ヒントがあることで思い出しやすくなっています。しっかりと落ち着いて説明を思い出すことで、問題に答えやすくなります。

手がかり再生の検査では、ヒント無しで答えられた場合、ひとつの絵の正解に対して2点が加点されます。またヒント無しで答えられなかった絵も、ヒントが出ることで答えられたら、ひとつの絵の正解で1点すべてを加算した点数が20点を超えなかった場合は、3時間講習が確定してしまいます。

手がかり再生のトレーニング法

手がかり再生のトレーニング法

日頃から記憶力を高めるためのトレーニングをすることが大切です。実際に問題として使われているイラストを使ったトレーニングをすることも一つの方法ですが、家族から頼まれた買い物でメモを取ることなく、買い物をするといったことを行うと日常生活でのトレーニングにつながります。

神経衰弱といったトランプゲームなど「脳トレ」につながるような楽しいゲームを日常的に行うこともトレーニングになりますし、孫と動物園に行って、動物を見た順番を思い出すといった方法もトレーニングになります。

介入課題

先ほど紹介した手がかり再生を用いた検査の1)を終えた後、2)と3)を行う前に、この介入課題と言われるいわゆる別の検査を行います。

この検査は、たくさんの数字が並んでいる中から、指定された数字だけに斜線を引いていくといった問題で、見落としがなければスムーズにできます。

しかし、この検査の本質は、この検査を行った後に、先ほどのイラストを思い出すことができるのかということが重要視されているため、この検査は深く考えることなく、指定された数字だけを的確に斜線を引いていくようにしましょう。

これは、採点には関係のない課題であることが警察庁のHPにも記載があります。つまり、真剣にするというよりは、もっとリラックスして力まずにすることが大切です。この課題の前に見せたイラストを忘れさせるための課題です。言い方を変えれば、この前のイラストを忘れない程度に、気軽に課題に向き合うことが大切だということです。

時計描画

時計描画

時計を描くといった検査があります。白紙の紙に文字盤を書かなくてはいけません。大きな円を描いて、円の中に数字をかいて文字盤を完成させます。その後の問題で、指定された時刻を時計の針をかいて示す必要があります。

文字盤を完成させる時には、必ず1~12までの数字を書くことと正しい位置に数字を書くことです。対角線上に必ず正しい数字を書いているかを必ず確認するようにしましょう。時計の針を書きやすくするために、中心点もこのときに書いておくようにするとよいでしょう。

指定された時刻の針を書く場合に気を付けたいのは、長針と短針の区別です。この問題で一番多いミスは、短針の位置です。1時30分であれば、短針は1を指しているのではなく、1と2の間を指しています。

次に多いミスが、短針と長針が逆になっているという間違いです。この時計描画は、認知機能検査の中でも入点がかなり高い部分となるため、間違えないようにしたいものです。

イラスト問題の中でもこの時計描画に関しては、自宅でも簡単に練習できるものなので、検査を受ける前に、家族に協力してもらって、何度も練習をしておくとよいでしょう。

認知機能検査で必要な得点は?

認知機能検査のイラスト問題を紹介しましたが、この検査で必要な得点はどれくらいなのか、気になる人も多い事でしょう。紹介した検査はすべて合わせて30分程度で行われます。この検査を行う中で、

  • 「記憶力・判断力が低くなっている方(認知症のおそれがある方)」
  • 「記憶力・判断力が少し低くなっている方(認知機能が低下しているおそれがある方)」
  • 「記憶力・判断力に心配のない方(認知機能が低下しているおそれがない方)」

の3つの分類に判定されます。

第1分類である「記憶力・判断力が低くなっている方(認知症のおそれがある方)」は、48点以下の場合に該当します。この分類に該当した場合は、認知機能の低下のおそれがあればより高度な講習(高齢者3時間講習)を受けたうえで、医師の診断書で認知症となった場合は、運転免許の取り消しまたは停止となります。

第2分類「記憶力・判断力が少し低くなっている方(認知機能が低下しているおそれがある方)」は、49点以上75点以下の場合に該当します。認知機能の低下のおそれがあればより高度な講習(高齢者3時間講習)を受ける必要があります。

また、第3分類の「記憶力・判断力に心配のない方(認知機能が低下しているおそれがない方)」は、76点以上の場合に該当しますが、認知機能の低下の心配がなくても75歳未満の高齢者と同様に、個別指導を省いた高齢者2時間講習を受ける必要があります。

2時間講習には5,100円、75点以下が受ける3時間講習は7,950円の受講料が必要となります。

おわりに

75歳以上が免許更新の際に義務付けられている認知機能検査の中でも特にイラスト検査に注目して紹介しました。

どうしても検査となると緊張してしまい、一瞬パニックしてしまうことがあるかもしれませんが、事前にどのようなスタイルの問題が出るのか、どのように対策をするのがよいかを知っておくだけで、当日もリラックスして検査を受けることができるようになります。

日頃から、ちょっとしたことに気を付けて、記憶力のトレーニングをしてみてはいかがでしょうか。

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  • 75歳以上のシニアドライバー
  • 高齢の親の運転が不安・心配な家族
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